平林久和さん「はちまや俺的をタブーにしている」
http://hisakazuhirabayashi.blog95.fc2.com/blog-entry-1053.html
上記の内容を最初に読んだ時、えっ!?ってなった。
いつの間にか僕のいるこの業界はまとめサイトをタブー化してたのか!!と驚いた。
平林さんが書いているなら、信憑性があることなんだろうと思う。
ただし、それと同時に、本当に本当か???という考えも湧く。
それくらい僕にとって、現実感の無い内容だった。
当然僕もはちまや俺的は見たことがあるし知っている。僕の周りもそうだ。
でもそれは痛いニュースや虚構新聞、デイリーポータルZなどのメジャーなウェブサイトを知っているのと同じ感覚だ。
決して特別注目してるわけじゃないし、間違っても恐れたりタブー視したりしていない。
だから、
ゲームクリエイターの方のインタビューでは、決まり文句のように「これは2ちゃんねるに書かれて、刃やはちまに載ったら大変だから、オフレコですけどね」と言います。国内外のゲームアワードを受賞し、外国に行けばスタンディング・オベーションで迎えられるような人たちが、両管理人を恐れているのです。
この部分は本当に現実感が無い。
恐れている、というのは面倒臭がっている、という意味なのかもしれない。それなら多少理解できる。
僕のまわりにもゲーム業界人は多い。
多分誰一人、両サイトに載る・載らないで、受注本数が変わるとは思っていない。
※いや、1000本くらいは変わるゾ!っていう意見もあるだろうが、僕の論点はそこのスケールには無いです。
はちま、俺的の両サイトが業界内で好意的に受け取られていない事実はある。
自分たちの作品にチャチャを入れられたり叩かれたりするのは誰しも不快だ。
そういう意味で両サイトに不快感を持つ人間は多い。
ゲハと違って形が見えやすいというのもその理由だろう。
平林さんの記事は、そういう部分を「改めて文章化した」ということなのだろうか。
違う。
よく読むと両サイトをタブー視しているのはゲーム「業界」ではなくゲーム「メディア」なんだと書かれている。
そしてメディアが開発者に気を使ってカドの取れた内容を掲載する為、本来のインタビュー内容を正しく読者に届けられなくなっている現状を憂いでいるのだ。(重要)
でも、記事を読むとメディアの葛藤よりも「両サイトは影響力があって、ゲーム開発者が両サイトに対して過敏になっているんですよ」という内容が印象として残る。
そして、読んだ人はへーそうなんだと思ってしまうだろう。
その部分に関しては事実と異なる。
サラっと平林さんの記事を読んだ人の中には、本質的な議論がどこに置かれているか読み違えた人もいたと思う。
ゲームメディアの置かれた現状についての問題提起だという視点で読みなおして欲しい。