いつもは映画のタイトルを記事タイトルにする無粋なマネはしないんだけど今日はするよフォー。
検索でいっぱい飛んできてこの記事が多くの人の目にとまることを願う。
タイトルどおり、映画「
誰も知らない」を観ました。
DVD借りて早2ヶ月。重い腰が上がらずになかなか観ることができなかったですが、いよいよこの週末に観ましたよ〜。
いやー想像以上でした!!
僕が映画に求める全てがありませんでした。
本当に何一つありませんでした。
この映画は、あれですね。映画っていうことすら映画に失礼ですね。
そんなこと見る前から分かってましたけどね。
ニューシネマパラダイスに代表されるような、映画への賛歌、映画しか娯楽がなかった時代の人々が持っていた映画への愛、そして僕が持っている映画への愛。愛されてやまない「映画」という存在を軽く見すぎている節があると感じたね。
オリジナリティとかメッセージ性とか、映画を構成する要素は色々あると思うんだけど、その根底にある部分が完全に無視されている。
映画は娯楽じゃなかったの?
娯楽であってほしかったなぁ。多様性を認めない視野のせまい人間かもしれないけど、映画は娯楽だったんだよ。今もそうあるべきで、ちゃんと映画を愛してるほとんどの映画はやっぱり娯楽なんだよ。
この映像作品を高く評価する人も多々います。
考えさせられる、事実をもとに構成された内容。
確かに評価されるべき作品です。その点に関しては僕も同意見です。
観てよかったとも思いました。
でも良い映画では無い。映画だと僕は認めない。絶対。
映画は娯楽。
自分や親や友達や貴方に感動や興奮を届けるものであってほしい。
でもこの作品が映画として様々な賞を受賞している現状は、「そうじゃないってこと」が容認された確かな証拠。ただただ、それが寂しい。
人生で一番人に薦めたくない作品。
もちろん「映画」としての話です。