ゲームプログラマのエリートが世界に羽ばたく感動巨編!
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【2013.06.29 Saturday 】 author : スポンサードリンク
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いつのまにタブー
平林久和さん「はちまや俺的をタブーにしている」
http://hisakazuhirabayashi.blog95.fc2.com/blog-entry-1053.html

上記の内容を最初に読んだ時、えっ!?ってなった。

いつの間にか僕のいるこの業界はまとめサイトをタブー化してたのか!!と驚いた。

平林さんが書いているなら、信憑性があることなんだろうと思う。

ただし、それと同時に、本当に本当か???という考えも湧く。

それくらい僕にとって、現実感の無い内容だった。


当然僕もはちまや俺的は見たことがあるし知っている。僕の周りもそうだ。
でもそれは痛いニュースや虚構新聞、デイリーポータルZなどのメジャーなウェブサイトを知っているのと同じ感覚だ。
決して特別注目してるわけじゃないし、間違っても恐れたりタブー視したりしていない。
だから、

ゲームクリエイターの方のインタビューでは、決まり文句のように「これは2ちゃんねるに書かれて、刃やはちまに載ったら大変だから、オフレコですけどね」と言います。国内外のゲームアワードを受賞し、外国に行けばスタンディング・オベーションで迎えられるような人たちが、両管理人を恐れているのです。

この部分は本当に現実感が無い。
恐れている、というのは面倒臭がっている、という意味なのかもしれない。それなら多少理解できる。
僕のまわりにもゲーム業界人は多い。
多分誰一人、両サイトに載る・載らないで、受注本数が変わるとは思っていない。
※いや、1000本くらいは変わるゾ!っていう意見もあるだろうが、僕の論点はそこのスケールには無いです。


はちま、俺的の両サイトが業界内で好意的に受け取られていない事実はある。
自分たちの作品にチャチャを入れられたり叩かれたりするのは誰しも不快だ。
そういう意味で両サイトに不快感を持つ人間は多い。
ゲハと違って形が見えやすいというのもその理由だろう。

平林さんの記事は、そういう部分を「改めて文章化した」ということなのだろうか。


違う。


よく読むと両サイトをタブー視しているのはゲーム「業界」ではなくゲーム「メディア」なんだと書かれている。
そしてメディアが開発者に気を使ってカドの取れた内容を掲載する為、本来のインタビュー内容を正しく読者に届けられなくなっている現状を憂いでいるのだ。(重要)

でも、記事を読むとメディアの葛藤よりも「両サイトは影響力があって、ゲーム開発者が両サイトに対して過敏になっているんですよ」という内容が印象として残る。
そして、読んだ人はへーそうなんだと思ってしまうだろう。

その部分に関しては事実と異なる。
サラっと平林さんの記事を読んだ人の中には、本質的な議論がどこに置かれているか読み違えた人もいたと思う。

ゲームメディアの置かれた現状についての問題提起だという視点で読みなおして欲しい。
【2011.08.16 Tuesday 10:44】 author : どすこい
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あなたとわたしが夢の中〜
「ストリーミングゲーム」という言葉がある。
ここ1、2年の中でコンシューマゲーム開発者が最も注目しなければならないキーワードの一つだ。

ストリーミングゲームの場合、ゲーム処理は全てネットワークを介した先のサーバー側で行われる。
全てだ。
その結果のみがゲーム画像としてユーザー側のモニタに表示される。
家のパソコンの性能がとても低くても、もしくはハイエンドな家庭用ゲーム機を持っていなくても、ネットワークにつながったモニターがあればいいのだ。処理は全てサーバー側にある。

家庭用ゲームビジネスから見たストリーミングゲームは脅威である。
なぜなら家庭用ゲームビジネスはハードウェアビジネスでもあるからだ。
ゲームを遊ぶ為のハコを買ってもらって、そのハコをプラットフォームとしたソフトウェアを売っている。
そして数年単位でハコの性能が古くなり新しいハコが開発され、またユーザーはそれを買ってくれる。

でも、ユーザーにとっては本来、ハードウェアなんて買いたくないのである。
従来、仕方なく買っていた部分も大きい。
初代プレイステーションではPS3のゲームは遊べない。性能が違いすぎる。
時代とともに進化する性能にあわせてハードウェアをアップグレードしなければならなかった。

しかしストリーミングゲームは違う。
それ(性能を司る機材)は手元に置く必要がない。
サーバー側が時代とともに処理能力を上げていけばいい。
ユーザーはそのことを意識する必要すらない。

アメリカでは既に、ストリーミングゲームビジネスが産声を上げている。
家庭用ゲームハードメーカーのお膝元である日本では聴こえない産声だ。
一部のテレビには標準でストリーミングゲームの仕組が内蔵されている。

もし、もしもだ。
もしテレビを買っただけでアサシンクリードが遊べたら、ミスタードリラーが遊べたら・・・。
誰がお金を出してまで数年後にゴミになるもの(ハード)を買うのだろう?

丁度今、ロサンゼルスでE3が開かれている。
家庭用ゲーム機の新作として任天堂がWiiUを発表した。




「今まで以上のイノベーションを感じる素晴らしいゲーム体験を提供する」と任天堂は発表した。

だが私にはこう聞こえた。

「既存のハードウェアビジネスを壊すつもりはない。6年後、またハードを買ってください」



家庭用ゲーム開発者の私は2つのことを願う。

1.6年後にまだ「ゲームのためにハードウェアを買う」という常識が残っているといいな。

2.ソニーやマイクロソフトの次世代機はゲームをクラウドの向こう側へ持って行ってくれるといいな。
【2011.06.08 Wednesday 17:51】 author : どすこい
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世界市場

世の中には様々な「プロ御用達」がある。

プロの料理人御用達の八百屋さん

プロの漫画家が好んで使う文房具

みたいな。


よくネットで見かけるゲームの売上のソースはだいたいメディアクリエイト。
商売してる側としては国内のセルスルーだけ見ても仕方ないというか
自分のゲームがとにかく「全体でどれだけ出荷」してるかにしか興味がない。
利益って、つまりそこを指すので。

ひょっとしたら知らない人も多いのかな?と思うのでここで紹介しておくが
VGChartzという、ゲームの売上ランキングを確認できるサイトがある。
日本、北米、欧州の三カ所それぞれと、世界累計の販売本数が確認できる。


ファミ通のランキングもメディアクリエイトのランキングも見るが
とにかくなによりもVGChartzのランキングをチェックする。

http://www.vgchartz.com/weekly.php


今日の段階で週販で世界ベスト5は以下のとおりである。




国内で爆死してようがなんだろうがキネクトアドベンチャーは700万本売れているのだ。
笑いがとまらないとはこういうことをいう。
仮に開発に10億かけていたとしても一瞬で元が取れちゃうレベル。
これがゲーム産業の紛れもない事実の部分なのである。
WiiのJust Dance 2が500万本も売れている。
国内でモンハンが400万ですごい勢いで売れまくり!っていう感じだがそれどころの騒ぎじゃない。
国内でみたらパッとしないドンキーも世界ベースでみたら300万以上売れている。
開発者的には続編が作りたくてしょうがなくなるレベル。


たとえ他人事でも景気の良い話は好きだ!!


【2011.01.17 Monday 23:29】 author : どすこい
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守りたい場所がある。引き篭もりたい時がある。

DSのタワーディフェンスゲームをご存知だろうか?どうだろうか?

最近寝食を忘れて遊んでいるゲームがある。
その名も「風雲!大籠城」





きっかけは友達のiPod Touchで遊ばせてもらったゲーム。
タイトルは忘れたけど、ジャンルはタワーディフェンスゲーム。
これが面白かった。そこで再認識した。

タワーディフェンスは面白い!

なので、そのままDSで遊べるタワーディフェンスを買ってきた。
それが「風雲!大籠城」というわけだ。
ではなぜ、他のタイトルではなく、「風雲!大籠城」なのかというと、DSで出てるタワーディフェンスはこれくらいしかなく、他に選択肢が見当たらなかったというのが正直なところだ。

他になかったという理由で買われたこのゲームだが、本当に面白い。

よく出来ている。
通勤時間、会社の昼休み、寝る前、起きた直後、入浴中、買ってからの一週間、ずーーーーっと遊んでいる。超絶難度のステージもあり、なかなか完全クリアに至らない。でも飽きさせない中毒性がある。

どのくらいよく出来ているか、は、同じゲーム業界で輝いているトッププロの僕が遊んでいると言えば伝わるだろうか?どうだろうか?


このゲームは無名な会社がパブをしている。
聞いたこと無い会社だ。
多分、というか間違いなく売れていない。
知らないけど、多分、世界中で500本くらいしか売れてないんじゃないだろうか?どうだろうか?

ただし、この販売本数(予想)ではもったいないと思うほど面白い。


夢中になれる、熱中できる、そんなゲームを僕も作りたい。
そう実感させられるゲーム。良作だ。

ちなみにブラウザで体験版が遊べる。
大籠城体験版はコチラ

遊んでみてはどうだろうか?

【2010.10.28 Thursday 07:41】 author : どすこい
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ユニバーサルアプローチ

ゲハ総スルーの大作ゲーム「WiiParty」を買ってきた。

遊んでみて真っ先に思うのは、Miiの扱いもだいぶ許容範囲が広がったなぁという印象。
「ゾンビごっこ」というMiiがゾンビ(っぽい格好)になって鬼ごっこするミニゲームが入っているが、一昔前ならMiiがMiiを襲うという設定はとても許可がおりづらい類のものだった。

ゲームのボリュームはかなりあって、ただのミニゲーム集とは一線を画す感じ。ミニゲームの質はピンキリでただのタイミングゲームや運ゲーもあれば、これは専用タイトルとして売ってもいいのでは?と思うレベルのものもある。
「ぐるぐるパズル」と「はなさかロジック」はWiiウェアで売ればいいのにと思った。

あと、個人的にオススメは「うしろからバトル」。
マップ内に張り巡らされた線路の上を戦車に乗って(説明にはトロッコと書かれていたけど、どうみても戦車)撃ちあうゲームだけどとても面白い。
何気に遊ぶたびにコース(線路の形)が変わるのも飽きさせない作りだなと思う。

全体的な印象としては当たり前だけど任天堂作品らしく丁寧に作ってある。
パーティゲームのお手本といってもいいと思う。
そういう意味ではゲーム開発者は買って一度見ておくべきタイトルだとは思うけど、Wii持ってない人がわざわざこれのためにWiiを買うべきかと言われるとそこまでじゃないかな。
ちなみにヘビーレインはPS3を買ってでも遊ぶべき至高のゲーム。
ああいうのを出されるともうね。開発者的には困っちゃうよね。

Wii持ってて、恋人か同僚か家族か友達か、誰か一緒に遊ぶ相手がいる人は普通に楽しめると思う。リビングパーティも普通に面白かった。古今東西ゲームもWii介す必要無いじゃんとか思ってたけど実際かなり盛り上がった。

あとWiiリモコンって4000円もするんだね。
高すぎだろ(´ω`)

【2010.07.10 Saturday 00:11】 author : どすこい
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ゲームソフトの開発費都市伝説

ゲームソフトの開発費どの程度でしょうか。FC〜DSの開発費を知りたりのですが。ヤフー知恵袋

1タイトルあたり、
ファミコン:1,000万円程度
SPファミコン:2000〜3000万円
ゲームボーイ:2,000万円程度
DS:4,000万円程度
PS:600〜700万円
PSP:8,000万円程度
PS2:2〜3億円
Wii:3〜4億円
X-Box360/PS3:10億円以上



これがベストアンサーになってたけど、苦笑いしかでない。
同業のみなさん、どう思いますか?コレ。



そもそもなんで開発費が気になるんだろうね・・・。
ゲーム開発に参入しようとしてる会社の役員くらいしか興味がない数字に思えるんだけど。開発費が1億以上のゲームしか遊ばないって決めてるユーザーとかいるのかな???

開発費を語ることが悪いとは言わない。
でも、開発費を何故か(本当にまったく理解できないけど)ハード別にカテゴライズする素人さんが多いよね。多いっていうかほぼ全員だよね。


DSだから安い、PS3だから高い。そんなことは無い!
小粒だから安い。大作だから高い。これに尽きる。

例えば自分が最初に作ったゲームはDSだったけど、まずコアメンバーだけで20人で紆余曲折3年かけて作った。

1人にかかる人件費等諸費用がキリよく平均50万だとして(実際はもっと高いよ)

50万 × 20人 × 36ヶ月 = 360,000,000円

サウンドとか外注も使ってたし、ざっと4億くらい。
DSでも掛かる時は掛かる。

もう一例。安い例を。
友達がなかなか香ばしい会社で働いていて、プログラマ2人デザイナー1人でDSで半年で作れって言われてた。さっきの例に当てはめると・・・

50万 × 3人 × 6ヶ月 = 9,000,000円

はい、900万円。
ホリエモンのライブドア時代の月収以下。

どんどん行こう。次の例。
また自分の例だけど、この前まで関わっていたWiiのプロジェクトは開発の7割くらい過ぎた段階で開発費7億くらいになったって社長が言ってた。



世の中には100人のメンバーで五年くらい作り続けるゲームもあるわけで、そういうゲームは一瞬で二桁憶円の開発費になる。でもこれはハードが理由なんじゃなくって、単純にゲーム自体の開発期間においてのみ左右されるのだ。
PS3やXBOX360はハードスペックが高いし、ディスク容量も多いので、例えば10分くらいのプリレンダムービーを外注に頼むと、そのムービーが無いゲームより単純にムービー分余分にコストがかかる。でも絶対入れなくちゃいけない要素じゃない。
コストが掛かってしまう・・・んじゃなくてコストを掛けるという判断をしただけなのだ。
僕が最初に関わっていたDSのタイトルと同じことだ。ハードのせいじゃない。市場のせいでもない。

XBOX360で3人で半年でゲームを作ったら、さっきの例と同じでやっぱり費用は900万になる。
900万は言い過ぎだけど、開発費1億以下のPS3、360のゲームが一本も無いかっていわれたらどうだろう?
いや、いっぱいあるわwwwって普通になる。


あと開発費のカラクリには、発売元のパブリッシャーも大きく影響する。
これを理解していない書き込みが、もうホント多い。いやになっちゃう。
例えば、「ファイナルどすこいクエスト」っていうゲームを作るとする。
作る人数、期間が一緒でも、販売元が任天堂か、バンダイナムコゲームスかで開発費も変わるのだ。SCEから出るか、スクウェア・エニックスから出るかで開発費は変わるのだ。
ここからも、一概にハードで開発費を語ることのナンセンスさが伺える。

ちなみに、普通に考えればわかることだが、ドラクエの開発費をスクエニがレベルファイブに渡した時にそのお金が全額開発に注がれるわけではない。
セガが僕に100万くれたからといって(この時点で開発費は100万になる)僕が全額使って開発するわけじゃない。30万くらいは貯金する。
ゲームの開発会社も、スーパーマーケットも、旅行代理店も、そしてコレを読んでいるアナタも、原価のみで商売してるわけじゃないからね。


開発費をハードで語る場合は、前提としてハードスペックをふんだんに使ったゲームを作る場合に限られる。DSやPSPでも何億もかかる場合がある。普通にある。
ヤフー知恵袋などに出てる数字はどっかの会社のただの実績の例にすぎない。しかも同じゲームを作った場合の数字じゃないので、なんの意味も持たない。
それだけ覚えて帰って(´ω`)。
【2010.01.15 Friday 23:59】 author : どすこい
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朧なう
ファンの娘から「朧村正」というゲームを借りた。
 
数ヶ月振りにWiiを起動。オール明けのだるさも忘れ、朝からずーーーーっとプレイ。
 いやーやっぱ横スクロールアクションってジャンルは面白いね!
個人的にはとても好き。面白い。 3万ちょいくらい売れてるのかな。
多いと見るか少ないと見るか。僕みたいな、気になってるけど買ってない人が購入者数とおなじくらいはいると思うので、そういう人たちが買えば、もっと良い数字になるとは思うけど、そこはプロモーションの話になってしまうね。
 
それにしても、このサクサク斬り進められる爽快さは、久しく体験してなかったなぁ。

いい・・・。
【2009.09.13 Sunday 23:30】 author : どすこい
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スマッシュヒットしたブラザーたちの政治的な側面
いやー遊びまくってますよ。スマブラ。
面白いねー。すごく面白い。

でも絶対に、ファミ通で40点満点取れるようなクオリティじゃないよね。

物量は凄い。本当に凄い。大乱闘の部分の遊びも完成されてる。非常にクオリティが高く、シリーズを重ねて練りこまれてきただけのことはあるとまじまじと思わされるものです。だからこそと言ったら良いのか、細かいアラが逆に目立つ。目立ちまくるタイトルだと思う。これは「大作」の宿命と言わざるを得ないのかもしれない。仮にも業界で働いてる以上、そんな当たり前のことで日記を書くことが、同業の失笑を買うことになるのかもしれません。
「今さら何言ってんだよ業界入りたての新卒かよ・・・」的なね。

亜空の使者が延々と同じことの繰り返しで飽きるとか、最初から選べるキャラが多すぎて、しかもすぐに隠しキャラが出てくるから、一人一人のキャラを理解するまえに、選択肢が膨大になってしまって、わけわかんなくなるとか、そういう部分は、僕はあまり気にしてない。気にならないと言ったら嘘になるけど、つまりは暖かい目で見れる対象ってことなんだと思う。大乱闘以外は圧倒的な物量があろうが、寝食を忘れるほど面白かろうが、あくまでそのタイトルの中の「おまけ」でしかないという意識が働くので、まぁ良心で入ってる仕様なんだから、評価はしても批判の対象にするのは違うかな・・・って感じです。

開発者としてあのゲームを見た時に(ただし、悲しい話、僕は開発者なので、開発者としてしかゲームを見ることができない。つまりユーザーとしてみることは不可能なわけです)一番気になったのが、画面がビタ止まりするロードですよ。
開発者なら誰もが気になった点ではないでしょうか。

あれ、ガイドライン違反じゃないっけ?

ご存知の方も多いかとは思いますが、知らない人のためにチラッと説明すると、ゲームを開発する上で、面白さとか、ユーザビリティとか以前に、プラットフォームホルダーが決めてるルールがあるのです。
例えば、会社のロゴを表示しなくてはいけない最低時間(1秒)とか、ソフトリセットコマンドに割り当てるボタンと押下時間(DSなら L,R,start,select同時押し1秒)とかです。これは別に任天堂に限った話じゃなくて、SCEにもマイクロソフトにもどこにでもあるルールで、これを守らないとどんなに面白いゲームでも発売が許可されないのです。
ただし、レベルが何段階かあって、「必須」項目もあれば「推奨」項目もあり、「推奨」項目は守ってなくても叱られません。

僕も最近ガイドラインを読んでないので、うろ覚えな部分はありますが、確か、「ユーザーからの入力による画面の遷移を受け付けない時間が1秒以上ある時は、画面をアニメーションさせること」というのがレベル「必須」であったはず・・・。
要は、「ロード中はNowLoadingをアニメーションさせてね!じゃないとユーザーが画面がフリーズしたと勘違いしてリセットしちゃうから」ってことです。

スマブラはこれをまったく守っていない!
なのに発売された。なぜなら特別な存在だから!


長いところだと5秒とか平気で画面がフリーズするのは、本当に驚いた。
しかも、シーンによってはちゃんとNowLoadingのアニメーションができてるところもあるのがタチ悪いですね。
やろうと思えばできるんじゃん!じゃあなんで!?ってキモチにさせてくれます。


ちなみに、ガイドラインのレベル「必須」扱いを前提にして書いてますが、場合によってはこの項目はレベル「強く推奨」の可能性もあるので、その場合はガイドライン違反をしていないことになります。僕の記憶も曖昧だし、なにより、必須を破ってるのにチェックを通ることは常識で考えたらありえないことなので、そういう点からみても、この項目は「強く推奨」扱いなのかもしれません。
しかし、ここが日本語のニュアンスの難しいところなのですが、「強く推奨」は「必須」ではないので強制される項目にはなりませんが、とはいえ必須項目なのです。
ましてやスマブラは任天堂のブランドで出てるのです。サードから出てるのなら、僕もこんなに書きたてたりしません。それに多分、サードがこれやったら出させてもらえないんじゃないかとすら思います。それくらい、開発者および、プラットフォームホルダーは、この画面ビタ止まりという現象に対しては神経質なのです。ユーザーが最もストレスを感じる場所なのですから。
ガイドラインで定められたレベルどうのこうのって次元じゃなく、強く推奨でも、推奨でも、任天堂ブランドでこんなことしちゃ駄目で、それがサードにルールを強いてる側の責任であり義務であると思うわけで!!


おっと熱くなってしまいました。
ちなみに僕はこの記事の、まぁ言ってみれば不満を、開発チームに向けて書いているわけではありません。なぜなら、間違いなく開発者達はそんなこと言われなくても百も承知なのです。
この症状を問題と感じなかった人間は一人だっていないはずです。
問題だと全員が認識しながら、それでも発売されることは往々にしてあるのです。本当に往々にしてあるのです。ボランティアではなく、ビジネスとして存在している以上、政治判断はいつだって介入してくるのです。
今回はスマブラ(任天堂)というタイトルでしたが、ほかのプラットフォームにだってこういう例はいっぱいあるわけです。本当にいっぱい!キラータイトルだとか、大作とかばかり。
しかし、あーまた政治的な理由から一本のタイトルが世に出たね。仕方ないね。という言葉は開発者は口にしちゃいけないのです。ユーザーが言うのはOKです。でもそのユーザーは開発者ほど事情通じゃないので、政治が介入したタイミングや理由なんかは推察はできても開発者ほど確信めいたところまで持っていけないのが普通だと思います。

つまり・・・

この星には誰一人とて、アラのあるタイトルが発売されることが仕方ないなんて言える人は居ないのです。そこを許容したところで誰も幸せにならないのです。
結局、言いたいことは、スマブラは面白いけど、非常に残念な部分が目立つということです。キャラ数が半分になることよりも、シールの仕様がバッサリカットになることよりも、ロードで画面がビタ止まりすることのほうがよっぽどユーザーに失礼なのに、スマブラはその失礼なタイトルになってしまいました。




だから僕は思うのです。

スマブラは可哀相だと。
【2008.02.10 Sunday 16:34】 author : どすこい
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ものわかりのいい勇者になんてなれない
取り憑かれたようにドラクエを遊んだ。
そして無事、クリアした。
FC版以来、久しぶりのドラクエということで、懐かしくもあり新しくもあり。
FC版に無かった6章、ピサロが仲間になるけど、あれはいただけない。
ロザリーとの悲しいストーリーを語ることでピサロ自身も哀れな男だったみたいなキャラをつけて、プレイヤーの同情を誘うイベントがいくつかあったが、そんなことぐらいでパーティの一員に加えるとか、無理だと思った。
こっちは家族を殺されてるんだ。
優しかったご近所さんを殺されてるんだ。
シンシアを・・・殺されてるんだ。

バッキャロォォ!!
【2007.12.04 Tuesday 22:12】 author : どすこい
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☆ 無断リンク歓迎 ☆